枕崎バイオマスエナジー合同会社の「枕崎バイオマス発電所」が完成。
2020年10月1日より九州電力株式会社への売電を開始し、10月9日には開所式が行われました。
発電所は主に鹿児島県産の針葉樹の未利用材を使用し、FITの小規模区分の施設としては県内初のバーク(樹皮)を中心とした木質燃料を活用しています。
発電所の蒸気発生装置である「よしみね水管式ボイラー H−600型」は、燃焼装置として多段摺動とトラベリングストーカーを併用するコンビネーション燃焼装置で、水分の多い低質燃料にも対応しています。
本事業を開発から設計・エンジニアリング・施工までEPCとして取組み完成させた日本コムシス株式会社が、コムシスグループとして当初より進めている、枕崎の基幹産業であるカツオ節製造業と林業をつなぐ『海と山を結ぶ共同事業』の内、木質バイオマス発電設備を通じて、枕崎市の雇用や南薩地域での木材需要の創出をもたらし、地域との共存共栄、環境保全に貢献しながら地球環境を支えていきます。
【 火入れ式 】
【 開所式 】
ボイラー型式 | よしみね水管式ボイラ H-600型 (二胴自然循環式水管ボイラー) |
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数量 | 1 基 |
最高使用圧力 | 4.80 MPa |
最高使用温度 | 400 ℃ |
使用燃料 | 木材チップ・バーク |
最大蒸発量 | 13 t/h |
蒸気タービン型式 | 抽気復水式 |
発電所出力 | 1990 kW |
【 中央制御操作室 】
【 タービン発電機 】
【 燃料 木質チップ・バーク 】
枕崎バイオマス発電所図 |
枕崎バイオマス発電所の全景 |