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四国第1号の木材専焼ボイラー発電所が売電開始

高知工科大学を中心として、高効率エネルギー事業に取組んでいた、株式会社グリーンエネルギー研究所(GE研究所)の「宿毛バイオマス発電所」が完成、四国電力への売電を開始し、竣工式が2015年1月27日に行われました。
平成24年の「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」の発足に合せて、全国的にバイオマスボイラー発電所の建設が拡がるなか、森林率84%の高知県で、森林資源の活用率の高い地産地消に取組んできたGE研究所が、地域産業振興として宿毛市に1年かけて建設しました。
また、「宿毛バイオマス発電所」が、木材だけを燃料とする発電所としては四国第1号であると、地元新聞で報道されました。
発電所の蒸気発生装置である「よしみね水管式ボイラH−900型」は、燃焼装置として多段摺動とトラベリングストーカーを併用するコンビネーション燃焼装置で、水分の多い低質燃料にも対応しています。
未利用森林資源を有効活用したバイオマス燃料が、地域農林業と共存共栄し、雇用拡大をもたらし、環境保全に貢献しながら地球環境を支えていきます。

【 宿毛事業所遠景 】

【 竣工式 】

よしみね水管式ボイラ  H-900型

ボイラー・タービン仕様

ボイラ型式 よしみね水管式ボイラ  H-900型
(二胴自然循環式水管ボイラー)
数量 1 基
最高使用圧力 7.00 MPa
最高使用温度 475 ℃
使用燃料 木材チップ
最大蒸発量 30.0 t/h
蒸気タービン型式 抽気復水式
蒸気タービン出力 6500 kW

【 発電棟中央管理室 】

【 左:発電機 右:蒸気タービン 】

【 燃料(丸太) 】

木質バイオマス発電所フロー図

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